指導方針

「確かな基本を身につける」
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「考えながら書く」
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「教養を高める」
承風会書道教室は以下3項目を重視します
確かな基本を身につける
「線がまっすぐ書けない」、「はね、はらいが苦手だ」という理由から書道が苦手になる方が多いようです。その要因は書く時の姿勢や筆記具の持ち方といった書道の基本が身についていないことにあります。この点は一人一人に適した指導をすることですぐに改善されるでしょう。
承風会書道教室では基本を重視し、書く時の姿勢や毛筆(硬筆)の持ち方、細かな筆使いにいたるまで徹底した指導を行います。基本を忠実に実践できれば書き方が安定し、自信がつきます。その後はどんどん上達するはずです。反対に基本が身についていなければ、いくら練習しても上達は見込めません。
考えながら書く
書道の勉強は「古典」と呼ばれる古い時代に書かれた名品をお手本に、これを忠実に書くことを行います。これを「臨書」といいます。「臨書」は「古典」を機械的に写す作業のようにも感じられますが、それほど単純なものではありません。対象をじっくりと観察し、特徴を捉えることが大切です。そして、その特徴を同じように表現するためにどう書くべきか自分自身で考えなければなりません。筆使いはどうか?線の長さはどのくらいか?線と線の接し方はどうか?偏と旁の組合せはどうか?文字の大きさや紙面に対するバランスはどうか?など、注目すべき点はたくさんあります。書道は「古典」を写す受け身の作業ではなく、自ら考える主体的な活動なのです。そのため、集中力を養ったり、物事を論理的に考えるトレーニングにもなります。
教養を高める
文字を書く上で欠かせない知識についても年代に応じて分かりやすく解説していきます。漢字の成り立ちや、平仮名が生まれた文化的背景など、文字を書くことに関わる知識が広がると、それが文字にも反映され、さらなる上達へとつながります。
書道は言葉を書くという実用性と、豊かな芸術性を兼ね備えた日本を代表する文化芸術です。そのため、書道を学ぶことは日本の伝統や文化を学ぶことにもつながります。他の芸術と比べても書道が取り扱う内容は実に幅広く、奥が深いため、書を通じて教養を高めることもできます。